骨粗鬆症について

骨粗鬆症イメージ

骨粗鬆症は、骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年度版」には、日本に1280万人(10人にひとり)の患者さんがいらっしゃると推測されています。

特に女性は閉経後に骨粗鬆症となりやすく、40歳以上で男性300万人(約11人にひとり)、女性980万人(約4人にひとり)の方が骨粗鬆症です。

骨粗鬆症はあまり症状がありませんが、骨折の最大のリスクです。骨折により痛みによる苦痛はもちろん、日常の動きが制限され、また生命予後・健康寿命にかかわります。

骨粗鬆症の危険因子は、年齢、性別、体重、身長、両親の大腿骨近位部骨折歴、現在の喫煙、ステロイド薬の使用、関節リウマチ、続発性骨粗鬆症の有無、アルコール摂取、大腿骨近位部骨密度などがあります。

リウマチ膠原病の患者さんは、関節リウマチを有すること、ステロイド薬を使用されている方がいらっしゃることから、骨粗鬆症を有する確率が高いです。

当院では、信頼性が高く世界中で活躍する、米国ホロジック社の骨密度測定装置であるHorizon(ホライゾン)を導入しており、骨粗鬆症の検査が簡単・安心・高精度に行えます。

また骨粗鬆症の治療も種々あり、おのおのの治療が適する時期や病態が異なります。「今の」患者さんに合った治療を、私どもと意志共有し提供させて頂きます。